トラブルを回避するため、
患者さまにお願いしていること
インプラント患者さまへのお願い
再建した歯を守り、リスクを低減するために
インプラント治療によって再建した人工の歯は、むし歯になることはないものの、天然の歯と同様に、歯垢(ばい菌)や食いしばり・歯ぎしりなどから永続的に守っていく必要があります。
ここでは、当院でインプラント治療をお受けいただくにあたり、事前に患者さまにお願いしていることの一部をご紹介します。
インプラント治療で再建した歯を守るために
3か月に1度、定期検診を必ず受診してください
歯科衛生士による、埋入したインプラントの状態や歯ぐきの状態計測と処置、歯科医師による咬合の確認などを行います。また、毎回蓄積する検査結果を時系列で確認することで、小さな変化をいち早く把握し、トラブルの発生を未然に防止します。
半年に1回はレントゲンで確認します
肉眼では確認することができない顎の骨の状態、およびインプラントの状態は、半年に1回、レントゲン撮影によって確認します。このように、肉眼では見えないところも定期的に、細部まで確認することで、いつまでもしっかりと噛めるインプラントを維持します。
就寝時にはマウスピースを着用いただきます
就寝中にほとんどの方が行っている歯ぎしり・食いしばりは、インプラントに強大な力を加え、悪影響を与えてしまいます。このため、インプラント治療を行った患者さまは、就寝時の歯ぎしり・食いしばりの影響を軽減するマウスピースを必ず着用いただきます。
ご自宅での十分なセルフケアをお願いします
インプラント治療をした箇所は、歯ぐきへの血液供給が少なくなり、バリア機能が減少するため、細菌に感染した際、天然の歯よりも進行が早くなります。それゆえ、ご自宅においても、毎日のセルフケア(ブラッシング)をしっかりと行っていただきます。
インプラントオペ時のリスクを低減するために
糖尿病(予備軍)の場合、主治医と連携が必要です
糖尿病の患者さまの場合、HbA1cが6.9%を超える場合、かかりつけの主治医との連携が必要となり、インプラント手術が行えないケースもあります。糖尿病予備軍であり、管理栄養士指導を受けていない場合には、当院管理栄養士による指導をご提案します。
高血圧の方も、主治医と連携が必要です
高血圧の患者さまがインプラント治療をご希望される際にも、かかりつけの主治医と連携することが必要です。血圧が高い場合には、血圧を下げる薬の服用や食事指導などが事前に必要となる場合もあります。 ※内科受診されている患者さまで管理栄養士指導を受けていらっしゃる方は、当院での栄養指導は行うことができません。
当院の多様な
インプラント症例を
ぜひご覧ください
当院では、インプラント治療を行う医院選びのご参考となるよう、様々なインプラント症例を紹介しています。大阪市でインプラント治療をご検討の方は、地下鉄四ツ橋駅・心斎橋駅直結のなかやま歯科まで、お気軽にご相談ください。
症例紹介- ●インプラント治療にともなう一般的なリスク・副作用
- ・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- ・インプラントの埋入にともない、外科手術が必要となります。
- ・高血圧症、心臓疾患、喘息、糖尿病、骨粗鬆症、腎臓や肝臓の機能障害などがある方は、治療を受けられないことがあります。
- ・手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
- ・手術後、歯ぐき・舌・唇・頬の感覚が一時的に麻痺することがあります。また、顎・鼻腔・上顎洞(鼻腔の両側の空洞)の炎症、疼痛、組織治癒の遅延、顔面部の内出血が現れることがあります。
- ・手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気などの副作用が現れることがあります。
- ・手術後、喫煙や飲酒をすると治療の妨げとなるので、1週間は控えてください。
- ・インプラントの耐用年数は、口腔内の環境(骨・歯ぐきの状態、噛み合わせ、歯磨きの技術、メンテナンスの受診頻度、喫煙の有無など)により異なります。
- ・毎日の清掃が不十分だった場合、インプラント周囲炎(歯ぐきの腫れや骨吸収など)を引き起こすことがあります。