コラム|大阪インプラント 恵翔会なかやま歯科

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当院のインプラント治療を
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コラム

2017.04.05 Vol.1 超高齢社会と歯科治療

当院では、学会や歯科医師向け講習などでお話させていただく内容、例えば、私たちのインプラントに対する考え方や、普段の治療説明ではなかなかお伝えしきれない詳細な治療内容などを、インプラント治療をご検討中の患者さまにもぜひ知っていただきたいと想い続けてきました。

そこで、学会や歯科医師向け講習で実際に使用しているプレゼンテーション資料を使いながら、出来る限り専門用語を使わず、皆さまにわかりやすくお伝えする試みに着手することにいたしました。今後このコーナーにおいて、インプラント治療の詳しいお話をコラム形式でお伝えしていきます。

さて、最初はインプラント治療のお話に入る前に、私たち歯科医師の使命からご紹介したいと思います。

2007年、日本は65歳以上の高齢者の割合が総人口の21%を超え、超高齢社会を迎えました。国連の世界保健機構では65歳以上を高齢者と定義していますが、当院にいらっしゃる65歳前後の患者さまを見ると、まだまだ働き盛りでピンピンされている方が沢山いらっしゃいます。平均寿命が伸び、高齢となっても若々しい方が多いことから、日本が超高齢社会になったと言ってもピンとこないかもしれません。しかし、総人口割合で見ると、現在の日本は、世界が経験したことのない超高齢社会を迎えているのです。

Vol.1 超高齢社会と歯科治療

高齢化に関し、最近では「2025年問題」という言葉を聞かれたことがある方も多いと思います。2025年問題とは、戦後のベビーブームで生まれた方々(現在人口ピラミッドで最も突出している年齢の方々、いわゆる団塊の世代)が75歳を迎え、国がどのように医療や福祉を負担していくか、受け入れ態勢をどうするかという問題です。昨今では、「待機児童問題」がメディアで数多く取り沙汰されていますが、既に都心部などでは、介護や福祉における「待機高齢者問題」が起きています。そして今後は、その問題がより顕著になるものと思われます。

これら高齢化に関する問題には、国を挙げて取り組んでいかなければなりません。そんな中、私たち歯科医師は何ができるのか、歯科臨床医として何ができるのか。その答えのひとつは、「最期を迎えるまで、寝たきりや要介護状態にならず、ピンピンと生活していただくことをお手伝いする」ことです。なぜなら、「噛むこと」と「健康長寿」は極めて密接に関係しているからです。

最期まで、心身とも健康に年齢を重ねることを「サクセスフルエイジング」と言いますが、私たちは患者さまのサクセスフルエイジングを目的に、歯科医師という立場から、健康な咀嚼を維持・回復することが使命であると考えています。

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