歯科医師の先生方も参考にする、
当院のインプラント症例
治療部位・種類別に見る症例紹介
2020.06.10 全顎的症例 【インプラントのトラブルを解決した症例】
- Before
- After
初診時年齢 | 41歳 |
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主訴 | 他院でやったインプラントが次々に壊れていくので治してほしい |
処置内容・方法 | 上はAGCインプラントブリッジ、下はスクリューリテインインプラントブリッジ |
抜歯の有無 | 抜歯あり |
埋入本数 | 12本 |
埋入箇所 | 上下前歯に2本ずつ、奥歯に4本ずつ |
治療期間 | 11ヶ月 |
費用 | 詳しくは料金表ぺージをご覧ください |
リスク | 治療方法や費用、治療期間などは、ケースによって異なります。患者さまに合わせた治療計画をカウンセリング時にご提案いたしますので、治療例は参考程度にご覧ください。 |
過去に他院でインプラント治療を受けられましたが、「インプラントが外れる」「インプラントが割れる」などのインプラントトラブルでお困りになり、当院に来院されました。
すでに、右上のインプラントのセラミック部分が外れている状態です。
笑ったときには見えませんが、大きく口を開けると歯茎のきわが黒くなっています。
線を引くと分かりますが、歯茎の高さが不揃いであるという審美的な問題点もあります。
横から見ると歯が内側に傾いていることが分かります。これを治療する計画を立てました。
お口の中を削ったりする前に、模型上で最終のゴールイメージを診断します。(診断用ワックスアップといいます)
インプラント治療をすれば、写真にあるように内側に傾いていた歯を改善することができることも分かりました。
インプラントを埋入する場所には赤丸で印をつけています。全部で12本のインプラントを埋入する計画です。
インプラントのオペをした翌日の写真です。
痛みや腫れもなく、順調に治癒しています。
患者さまのお口の大きさ・形に合った専用のトレーを製作し、そのトレーでインプラントの型取りをしました。
インプラントに型取り専用の装置をつけて、その装置とトレーを緑色のレジンで固定することでインプラントの位置を記録しています。
このような装置を製作し、お口の中で噛み合わせを確認します。
そしてこのような仮歯を製作します。
診断用ワックスアップでイメージした通り、前歯の傾きを修正した仮歯になりました。
それをお口の中に装着した状態です。
※これはまだ仮歯なので、セラミックではありません。
セラミックのかぶせ物を製作するために、再びインプラントの型取りをしていきます。
左の図のような装置が完成するので、お口の中で金色の部品とセラミックをセメント固定していきます。
しっかり噛みしめて頂くと、セメントが少し溢れ出してきます。
溢れ出たセメントを取り除いて、AGCセラミックブリッジが完成しました。
このAGCブリッジは、セメントを使わずに固定されるため衛生的です。
お口の中の銀色の装置と、セラミックの内側の金色の装置がぴったりフィットしているために摩擦力だけで固定されています。
まるで釘を使わずに家を組み立てる、大工さんの職人技のような装置です。
上下ともに綺麗に仕上がっています。
左の術前の状態と比べると、インプラントを適切な位置に埋入するだけで顎のアーチが改善しています。
顎のアーチの形を改善するために、GBRという人工的に骨を作る手術をしている病院もありますが、当院ではGBRは全く行っておりません。
それらの処置は、手術回数が増えるだけでなく、痛みや腫れを伴い、患者さまの身体的ストレス・経済的ストレスを招くからです。
笑ったときの歯の見え方も特に問題ありません。
11ヶ月という短期間で治療が終わり、治療期間中もしっかり噛める状態が保てるように治療計画を立てていったので
当院の治療の後は特にトラブルが起こることはなく、患者さまは大変満足されています。