インプラント治療は進歩しています

身体に優しいインプラント

インプラント治療は、歯科治療の中では比較的難しい治療ですが、その技術は日々進歩し、患者様にとってより安全に、より受けやすい治療となってきています。しかしながら、インプラント治療で患者様にとってネックになりやすいものの一つに、治療期間が比較的長いことがあります。そこで当センターでは、長期間にわたる治療期間を短くし、患者様への負担をできるだけ軽くするために「HAインプラント」や「SLAインプラント」といったインプラントを導入しています。

HAインプラント

HAインプラント

骨に埋入するインプラントはチタンでできています。チタンは金属でありながら生体親和性に優れた材質であり、顎の骨と機械的に結合するという性質(オッセオインテグレーション)を持っています。従来、この性質を利用してインプラントを顎の骨と結合させていました。しかし、この場合、結合までにある程度の期間が必要だったのです。

HAインプラントは、歯や骨の主要構成成分である「HA(ハイドロキシアパタイト)」がインプラントをコーティングしています。このHAは、顎の骨と生化学的に強く結合するという性質(バイオインテグレーション)を持ちます。この性質を利用することで、顎の骨との結合期間を短縮できるのです。インプラント治療の成功率向上にも大きく貢献し、患者様の負担軽減にもつながります。

従来のインプラント HAインプラント
従来のインプラント HAインプラント

HAインプラントを使用するメリット

  • インプラントを埋入してから結合までの期間が短いので、トータルの治療期間が短くて済む
  • 従来のインプラントでは、結合できなかった骨質の方でも結合可能になったため、インプラント治療の適用範囲が広がった
  • インプラントと顎の骨の結合性が高く、細菌が侵入する隙間がほとんどないために、感染症を起こしにくい
  • 歯ぐきを切開する必要がほとんどないために、手術による腫れや痛みの軽減が可能
  • 抜歯した当日にインプラントを埋入する治療法「抜歯即時インプラント」が可能なため、治療期間が短くて済む
SLAインプラント

SLAインプラント

SLAインプラントとは、スイスのストローマン社が長年研究を重ねて開発した特殊な表面構造を持つインプラントです。かつてのインプラントでは、埋入から骨との結合までに必要とされてきた期間が3~6ヶ月であったのに対し、SLAインプラントなら最短で6週間と飛躍的に短くなりました。理由は、研究の成果である加工方法を使用してできた、表面のごく細かい凹凸。この凹凸が骨の細胞を取り込みやすくし、短期間での結合を可能にしたのです。

インプラント治療が難しい方へ

患者様がインプラント治療を希望していても、事前診断で治療が難しいと判断されることがあります。その原因の一つは、顎の骨量が足りないこと。インプラントを埋め込むだけの厚みが骨にない場合、インプラントを埋め込むことはできてもうまく結合せずインプラントが脱落してしまうのです。そこで、当センターでは、そんな患者様でもインプラントを可能にする治療「再生療法」に対応しています。再生療法は、骨量をインプラント治療に必要なレベルまで増やす治療です。患者様それぞれの症状に合わせて、適切な治療法をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。

サイナスリフト

インプラントを埋め込む部分の上顎の骨の厚みが1~5mmの場合に採用します。「上顎洞(じょうがくどう)」という上顎にある空洞を覆う歯肉をはがして底部を持ち上げ、できた空間に骨補てん剤を注入し、インプラント埋入に必要な骨の厚みを確保します。インプラント埋入前に行う場合と、インプラント埋入時に同時に行う場合があります。

ソケットリフト

インプラントを埋め込む部分の上顎の骨の厚みが4~10mmの場合に採用します。インプラントを埋入する穴を利用し、「上顎洞(じょうがくどう)」という上顎にある空洞の底部を押し上げて骨補てん剤を注入し、インプラント埋入に必要な骨の厚みを確保します。サイナスリフトのように歯肉を切開する必要がなく傷口が小さく済むため、手術の痛みや腫れを軽減できます。

GBR

インプラントを埋め込む部分の顎の骨幅が足りない場合に採用します。顎の骨幅が足りない部分に「メンブレン」という特殊な膜を入れて骨よりも再生スピードが早い歯肉の侵入を阻止してスペースを確保し、人工の骨補てん剤や自家骨を詰めて骨の再生を促します。インプラント埋入前に行う場合と、インプラント埋入時に同時に行う場合があります。

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